腹よわ男子の日記

お腹が弱い。ホラー映画が好き。スウェーデンの大学院でサステナビリティとリーダーシップの修士号をとりました〜。

デタラメばかりだって、耳を塞いでいたら。

何にも聞こえなくなっちゃうよ〜〜〜

 

いや〜the blue heartsっていいよね。

いつ聞いても、叫びたくなってしまうのはなんでだろう。

うん、ちょっと貼っておこう。


日比谷野音ブルーハーツ 「ハンマー HAMMER」 87年7月4日/歌詞 English

 

のっけから、すいません。

ハンマーの話をしたいわけではなくて、「視点」の話をしたくて。

最近、バニラエアの件が賑わってましたよね。

www.huffingtonpost.jp

 

乙武さんがくわしーく説明してくれていて、そしてご自身の意見を述べていて、とても参考になりました。

 

mananavi.com

 

いろんな視点から語られてすんごく、ふむふむ。

 

社会の問題ってなんでどこか遠くに感じるんだろう。

自分もいくつか記事を読んで、ウンウンと思って回答が出ていない状態なんですけど、どこか遠いんですよね。

これってなんだろーって考えて(なにぶんスーパーニートなもんで。) ちゃんと腑に落とせる体験やら、感覚と結びつくかっていうことなんじゃないかと。それが紐づかないと自分の言葉で喋れないというか。

前職についていた時に、子供について考えるイベントを企画したことがあったのね。

その時に、子供預ける場所はどうするかとか、お子さんが5人いた時に、何人の大人が必要かとか、全然わからないことが噴出して大変だったのね(自分は子供いない。)

その時に「あー、自分って自分が思っている中でしかイベントを設計できていないんだなぁ」って気づきました。

 

要は自分の視点を持っているわけなんだな。メガネのフレーム見たく、自分自身がこれまで考えてきたことや感じてきたことの主観があるわけ。

 

でも、この体験があったからこそ、これじゃ、家族持ちの人はイベント行くのにも億劫になるよなぁとか、実感値で感じることができたんよね。家族もちの人たちの視点を獲得できたわけなのよ、多少。

 

社会の中で、なんでだろーって思うことが、自分の中のどこかと重なりあうと、腑に落ちる感覚があって。その時にはじめて、自分の言葉で喋れるんだよな。

だから、物事を処理する解像度を上げる努力をするのはもちろんのこと、

その出来事と自分を結びつける視点が大事なんじゃないかと思っている所存でして。。

 できたら、その視点を眼鏡のフレームを変えるぐらいの勢いでちゃんと変えれたら便利じゃないかなと。

 

 

 

さて、何が言いたいかっていうと、、

 

 

 

 

SPOTというサイトのフレームが好きっていうこと!!!

全部っていうと語弊があるけど、以下の2記事。

ラーメン二郎のヤツ。

travel.spot-app.jp

 

この前の議員さんの保育園の送迎のヤツ

travel.spot-app.jp

 

 

地域あるあるでいうと、最近、空き家って問題になってるんですけど、

みんなの感覚って、確かにあの角にある空き家に猫が集まってるね〜!とか、倒れそうなところはあるよね、くらいのはずなのに、課題をテーブルの上に出した瞬間に、「それは相続の問題だ!」とか、「それは個人の所有物だから公的機関の出るまくではない!」とか、みんなが普段考えている等身大以上のモノが出てきて。

 

僕は非常にそれがコワイ!!!!!笑

と、常々感じていたのだな。

だから、こういった視点を社会にプレゼントしてくれてるSPOTさん。

好きだっていう話。

 

 

 

 

 

 

 

伝え方を考える ークリエイティブ文章術編ー

 前回からの続きです。 

 

araiobake.hatenablog.com

 

今、たくさんのメディアがあって、ブログやnoteやSNS。。。書き方や読む読者もかなり多様化してるんじゃないかなって。

どういう書き方が良くてってもう千差万別で、書いてる人分あるんじゃないかなって思う。これは自分の想像なんだけど、文章をちゃんと構造的に捉えて、どういう風な順番に置き換えたら、読者に伝わるのかって考えてるのが編集者。で、実は、その編集にも実は正解はないんじゃないかなって思う。

そこにあるのは、ただそのひとの流派であって、回答ではない。

だって、実際ね、出版数って伸びてるっていうじゃないの。調べてみたら、確かに!

f:id:araiobake:20170625134811p:plain

出典 総務省統計局「第66回 日本統計年鑑」

 

26年度にはちょっと落ちてるけど、戦後とか1万とかだったから、過去から比べると伸びてるのだね。

 

世はメディア大航海時代なのだ!

8万も毎年新刊出てるんだよ。さらには、自分でブログを書いていたり、自社のメディアを持っている会社だったりを考えた時に、文章で伝えるっていうことに関わっている人ってかなりいるんじゃないかな。

ワンピースばりに世の中に溢れ出るメディアという海賊たち。

一つなぎの財宝を求めて群雄割拠している。

君はどの船に乗りたい?

白ひげの船に乗って財力と人力と影響力とネットワークを手に入れるか。

ルフィのようにひたむきに自分ルールで荒波を越えて行くか。

政府というバックをつけて好き勝手やらかすドフラミンゴか。

めっちゃ選択肢あるぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!!

 

人って選択肢が多いと選べなくなるらしいのよ。

僕ね、そんな中でね。コンパス見つけた。これだよ。これ。

 

スペクテイター〈33号〉 クリエイティブ文章術

スペクテイター〈33号〉 クリエイティブ文章術

 

 スペクテイターのクリエイティブ文章術

 

今更読んだのだけど。

大航海時代を渡るためのコンパスを発見したーーーーーー!!!!!!

 

 

 

伝え方を考える ー文章編ー

伝え方って人類永劫の問題じゃない?

時間はあるけど、なぜか前進はない。そんなもんですね、人間。これも永遠のテーマ。

さて、最近ってかずっっっっっっっっっと考えてことがあるんです。それって「伝え方」

 

 

あのね、これ別に僕が深掘りしなくても、ありとあらゆる人が伝え方を考えていて、苦しんでるって気づいたのはだいぶ後だったんだけど。

THE BLUE HERBのbossさんが森・道・市場のMCで、伝わる、伝わらないじゃなくて、俺は伝えようとする姿勢を諦めないって言ってたのが印象的で。あ〜なんか答えをずっと求めてたように思たけど、そんなもんはねぇぇ!!!!!!!って。

 

救いでした。

 


THA BLUE HERB - AND AGAIN @ りんご音楽祭2016

 

例えば、野球とかスポーツの分野でよく聞くのが、すごく上手な人がコーチとか監督に向いてなかったりするっていう話。後は、英語とか数学が得意な人が苦手な人にうまく教えられないっていう話。

この原因って二つある気がしていて、まず分析

 

上手な人ってうまく自分の感覚を言語化できてない気がするんだよね。なぜうまく行くのか、なぜ上手になったのかっていうプロセスが、自分の中だけにあって、それをうまく取り出せない。うまく取り出すには、構造的にすることが必要だと思うんだけど、それが言語化。そう言った作業が苦手なんじゃないかと。

 

そして次に。きましたよ、伝え方

最初のプロセスとして、分析して、言語化できた時に、それをどう伝えるかでだいぶ受け取り手の印象が変わるんだよね。この伝え方には様々な方法があると思うんだけど、それが自分にはなくって、、、、そのポイントをずっと悩んでいたのよ!!俺ね。けど、bossさんのいう通り、まず土台に伝えようとする姿勢があるっていうのを忘れないことにしよう、まず。

悩む必要はない。

 

伝える方法として文章ってどうだい?

だからこそね、自分の中で、気軽に、そして少しずつできそうだなぁって思うのが、文章なんじゃないかって。ブログだってあるし、メディアだって作ろうと思えば作れるしね。これからスウェーデンに行くけど、ネットさえあれば、どこでも書けるしね。

 

あとは文章のクオリティなんだけど。。それってどうやって担保するんだろうね。

その話はまた次に。

 

ちなみに思考の整理術としてオススメの本はこちら。

知の編集術 (講談社現代新書)

知の編集術 (講談社現代新書)

 

 松岡正剛さんの「知の編集術」

 

 

 

発酵って身近で、静かな革命。

 

発酵文化人類学 微生物から見た社会のカタチ

発酵文化人類学 微生物から見た社会のカタチ

 
 発酵文化人類学を読んで。ー発酵って身近で、静かな革命ー
まず、タイトル。
え、とおもわれる方、たくさんいると思う。そもそも発酵。
最近、にわかにたくさんのメディアで聞いたりするけど、実際のところ何なのよ。身体にいいんでしょ?くらいなのが一般的な感覚。
そして、次に文化人類学。馴染みがない。大学の授業で一般教養でマストだった。キツネのチャランケ的な話が出てきたのを覚えているくらい。
 
二乗のはてなが重なった状態で本を読み進める。僕的感想を述べる。
この本は、世界を見る解像度があがる本だ。
 
例えば、道ゆく草花を見たときにほとんどの人が名前を言えないと。けど、おばーちゃんとか、この草は何とかで食べれるんだよ、とか。
浸けると消毒になるとか、よく知ってるじゃないですか。おばーちゃんたちは、雑草じゃなくて、「食べ物」や「薬草」に見えてるんだよね。
 
雑草と見るか、食べ物や薬草に見るかってだいぶ世界が変わって見えると思うけど、この本も同じ効用を読者に与えてくれる。
 
発酵文化人類学の構造
でも、どんなメガネをかけるかで、見え方が全然違うじゃんって思う人もいると思う。
あら、それが不思議。「発酵」と「文化人類学」の根底に流れる考え方や構造が、実は、どの分野にも応用がきくのだ。(と、勝手に思っている。)
なんでかなー、っておもうと、著書から引用すると、、、ここだ!!!
 
発酵の道は「生命工学と社会学の交差点」。お酒が発酵する現象は化学式に変換できる=生命工学。けれども、どうして人それぞれ好きなお酒が違うのかは、化学式にはできない=社会学
文化人類学も同じような構造になっています。様々なオブジェや民話をデータとして分解して共通項を再構築して体系化する=情報工学。けれども、どうして
人類がこんなにも多様な文化を生み出したかを考えるには、データを超えた仮説を生み出す想像力がいる=社会学

 

 
ここです、ここー!!!その構造にあるのよ、考え方のプロセス、編集ポイントといってもいいかもしれない。簡単にいうと、膨大な量のデータや事象から体系化していく道のり=サイエンス とそこから何かしらの解決に向かうことや何かに紐づけること、関係づけることには想像力なんだ=アートといってもいいかもしれない。この二つのプロセスって実は、どんなフィールドでも使えるのだ。
 
自分の領域でもあるまちづくりで具体例を出そうか?

 

「豊かな地域」はどこがちがうのか―地域間競争の時代 (ちくま新書)

「豊かな地域」はどこがちがうのか―地域間競争の時代 (ちくま新書)

 

 

 
コーホート図という根拠に基づく分析をしている。地域から出ていく、入ってくという人数を5年ごとの国の調査データを使う解析。
そうすると、その地域の特色がサイエンスに基づいてわかるという考え方。どの世代が出て入ってっていうのが客観的にわかる。
ここまでは、完全にサイエンスの部分。上記の生命工学と、情報工学に当たる。
 
本の事例で行くと、三重県津市白山町の事例。ここの地域では、15歳から18歳の人数が一気に増える。そのあとは、減る。なんでだろうって考えるとダウンタウンの浜ちゃんの出身の全寮制の優秀な高校「日生学園」がある。何にもしなくても毎年、たくさんの学生さんが来るのだ。
 
ここからは、クリエイティブ。それじゃ、特色を使って何をするか考えるのだよ。(豊かな地域はどこが違うのかでは、移住やシビックプライドを基にして、移住政策を進めるんんじゃなくて、もともとたくさんの人がこの街に入れ替わりたちかわり来るのだから、その人たちと一緒に何かをすることの方が圧倒的に効率的で、街のファンが増えるという図式にたどりついてる。)
 
ほら、完全に構造は一緒でしょ?
 
事象に対する間口の広さ、そしてたどり着く出口の広さにびっくりする。
(筆者ブログの見取り図がわかりやすい!)
 
 
こんな切り口ができる「発酵」と「文化人類学」ってすごいよ、ってかこのフィールドを駆けめぐれるのは、美術、デザイナー、発酵、文化人類学に長けた著書だけだろう。
 
ディグッてくと、海底の底では繋がってるんだよ。
僕自身、まちづくりや地域に関わっていいたので、そう言った人たちにぜひ読んでもらいたいと思っている。
ってか触りだけで、こんなに話せるって奥深さにびっくりしてる。まだ第1章にも行ってないよ笑
 
ここから発酵文化人類学の旅が始まるんだよ。準備だけで、こんな楽しめるなんて。。。。
 
さぁ、早く旅に出よう!!

経営者はギラギラしたい。従業員はキラキラしたい。

友人の経営者が喋っていた言葉。結構ガツンときた。
経営っていうことに対して、自分が本当に責任を持って舵取りしたことがないけど、
no3くらいの立ち位置から見る中途半端な景色はどちらの言ってることもわかる、という特性を持つ。
それが僕。
 
経営をしてる人って、いつでも「決定」を求められる。
それが自身の満足度に繋がる、コントールしてる感っていうのは、満足や納得に繋がるんだけど、と同時に
とてもステレスフルだと感じる。いちいち、「決定」するってとてもコストがかかってるんだなーって感じる。
 
プロニートの自分が言うのだから、そう。
朝起きて、何するかを決める。次の予定を決める。それが毎日。
ええ、しんどいです。はい。
時間あっていいなって思う人もいると思うけど、人間三週間休めばいいってことに気づいたね。
あとは、ルーティーンがあった方が、実はリラックスできてんだよ〜。
(ちなみに、プロニートになってから、出た症状は、顔面痙攣、湿疹、耳鳴り、、、、などなど)
 
話を元に戻して、逆に舵取りしてもらっている人は、自分の持ち場(役割)をこなせばいい。
そこに自分の裁量っていうモノがあるときっとキラキラとしだす(と思う。)
船が難破するという本当のリスクは船長が背負ってるから、おもいっきりやれる(と思う。)
 
 
ここくらいまでは経験してるから、現場の雰囲気もわかる。
けど、みてみたいのは、このあと。
会社が大きくなっていくときに、どういう風になるのかなっていう。
 
船長がもっと、ギラギラしてぇぇぇ!!!!!!!ってなったときに、
乗組員のキラキラじゃ足りない!!!!!もっとギラギラしてぇぇぇぇ!!!!!!ってなると
必ずギャップが出てくると思うのだよね。
 
私はギラギラしたいんじゃないの、キラキラしたいの!って。
 
要は進みたい方向があったときに、会社の力量がもしかしたら足りないかもしれないっていうときにそのスキマをどういう風に埋めてくんだろうっていう。
自分が知っている経営者の方だと、やっぱり人材に投資していくのが、結局コスパがいいという人もいれば、仕組みがまわればうまくいくっていう人もいれば、
それぞれの案件でそれぞれが持っている感覚があるのだろうけど。
案件ごとに、皆さんの引き出しを覗いてみたいですなぁ。