腹よわ男子の日記

お腹が弱い。ホラー映画が好き。スウェーデンの大学院でサステナビリティとリーダーシップの修士号をとりました〜。

ブレーキンゲ工科大学

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スウェーデンで僕がいった大学の名前。工科大学っていうくらいだから、テクノロジー系の学部が多いのだけど、そのなかにひっそりとMaster of Strategic Leadership towards Sustainabilityというマスターコースがあった。頭文字をとってMSLSってよばれてる。今年で15年くらい?サステナビリティという学問はアカデミックの観点らみたら、まだまだ若いようにおもう。

 

スウェーデンは、世界ではじめて脱石油依存を宣言したり、リサイクル率が高かったり、いまでこそ環境先進国というイメージがあるけど、80年代ころは、全然だったらしい。またいつかブログにするけど。そして、90年代から環境意識が国全体で高まっていた。そして、経済成長だけってどうなの?っていうなかに登場したのが持続可能な社会ってなんなの?っていう考え方だったのだな。

(ちなみにサステナビリティ=環境保全ではなくて、もっとポップにいうと、地球も環境も人間が住む社会も、未来のひともハッピーになるように社会システムつくってこー!かな笑
※定義はどの文脈で語られるかによってかわったりしてくるので要注意。)

その登場に一役かったのが、このコースの創始者だっのだね。経済成長と環境保全が相反するモノだとおもってた社会にとって、みんなハッピー!の考え方は、目からうろこだったのだ。そこから20年くらい?途中で、サステナビリティを扱うリーダーを育てるリーダーシップがくっついていまにいたる。

 

このコースの特色として面白いのが、50人ほどの小さなコースに全世界中から生徒があつまるのだ。大きなプロモーションをしてるわけでもないのに、毎年数百人がその枠に応募する。サステナビリティを語るうえで多様性が大事なので、コース自体も多様性を大事にしてる。自分のときは世界27ヶ国から人が集まった。スウェーデンの大学に関わらずスウェーデン人は3人だったというのが驚き。

 

海外の大学院いきたい、っておもってるひとにはいろいろあるけど、おすすめしたい。まずひとつにこの多様性がたくさんの気づきをもたらす。ふたつめに、MSLSを選ぶひとたちはみんなやさしい、とおもう。みっめにカールスクローナという街が海に囲まれてとても美しい。そして学校の目の前も海なのだー!(写真は学校の目の前の)

もちろんいろいろには苦いポイントもあるけど笑 もしいきたいなぁなんて人は連絡してもらえれば相談にものります。たくさんのひとに支えれて自分もこの大学を選べたので。